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2025-06-09

6/08新宮亭当り目の和み亭落語会「新宮亭当り目三人会その弐」(さんにんかい)

 新亭当り目の2025年三回目の 和み亭落語会 今回も 少し少なく 20人ほど それに加えて テーマは 何故か よくあるといえばある  旅のお噺し(とってつけたような)


開口一番 東の旅  新宮亭当り目
まずはカンカン帽と見台付きで 新宮亭当り目登場 
前口上から発端へと 小拍子と張扇で カシャリカシャリと はじまる
今回の肝は 紀州飛脚(みなみ和歌山の旅)が肝だそうで あまり演じられることのない 噺しで 新宮亭当り目氏は 子どもの時に 
笑福亭松之助の口演を聞いたことがるのだそうです・・東の旅 発端のはじまりです・・・












兵庫船  顔見亭馬久松

月宮殿  味付亭紺染










紀州飛脚  新宮亭当り目
当り目がでてくるとなぜかほっとするのです・・・それは 口跡が明瞭で 唯一明瞭に聞き取りができるからです 
紀州飛脚 当り目氏は 笑福亭松之助の口演/紀州飛脚/を子どものときに聞いたそうです
ところが なぜかまえおきが 長いのです これが 少し緩慢につづく 不自然に およそ当り目氏らしくないのです
 
さらに「私の人格を疑われかねない・・」とまで・・・ 余りにもくどすぎるいいわけ・・
紀州飛脚が 「艶笑噺し」であると少し小声で言う・・・ およそらしくない・・
プロでは 桂ぽんぽ娘が 艶笑をこえてエロ落語として有名/全国区のスターだが その噺しの技術は極めて水準が高いと評価されているのです ・・

飛脚しごとを受けたのだが 彼のでかい男根が邪魔で走れない 前に後ろに あるいは足にと あれこれ固定してみたが今ひとつ いっそそのまんまで行こうとうことで 振り回しながら走る 途中小便がしたくなるが走りながらやってしまう その小便を浴びたキツネが 親分キツネに仕返しをたのみ 女に化けてその股間で待ち構えて「食いちぎる」企み・・・

これをさらりとやってのけるのは なかなか手ごわいハイレベルな作業です いろいろと前置きが緩慢に続くのもわかるような気がしますが しかしこの旅ネタ企画 この紀州飛脚の口演がすべての発端になっているのではないかと思いました 奮闘をいのります


次回の和み亭は 8月3日 13時開場 13時30分開演!!
そのまえに 第30回 四人会というのが 7月6日 和み亭であります

2025-04-13

4/13新宮亭当り目の和み亭落語会「新宮亭当り目/流行亭伽楽太(きゃらくた)二人会」(ふたりかい)

 

 新亭当り目の2025年二回目の 和み亭落語会 雨の中で いつもの半分くらい 









動物園  小林けん馬
小林けん馬 和み亭デビュー 万博お披露目に行ったそうです 見学会は日本晴
ところが 今日4/13は 本番の開会式は 雨の中 悲惨な状況だったようです

つる  新宮亭当り目

死神  流行亭伽楽太








中入り

ライフライン  流行亭伽楽太
中入り前は 重かったのです 喜楽館には雀太が来てるのに 判断を間違えたかと思ったりもしたのですが  
新作落語の ライフライン 意外にも これがなかなかの優れモノだったのです 「仙台の仕事」出稼ぎだなどと言ってましたので 工事関係者なのかもしれません
電気屋の「デンキチ」が ガス屋の「ガス子」にプロポーズ 「ガス子」が300万使い込んでいて 悪役の 空気屋「エアゾー」が 「デンキチ」を騙して使い込みを肩代わりさそうと企む ところが 「ガス子」が改心して 「デンキチ」の愛に応える 落ちがまたナンセンスで優れている・・・
かなり複雑な展開なのですが 和み亭全体を巻き込んで その 落ちへ・・・

植木屋娘  新宮亭当り目
満を持して登場した 赤色の高そうなハットの 当り目おじさん
ライフラインの流れを 要領よく 取り込んで 新宮亭当り目の得意分野なのでしょう 実に手慣れた処理で 伝吉 幸右衛門 お光の子が 和み亭が 一体になって 大団円で めでたしとなりました


次回の和み亭は 6月8日 13時開場 13時30分開演!!


2025-03-17

3/16 第129回 新開地落語会

新開地で迷う 地下鉄で 妙法寺>板宿 山陽電車で 板宿>新開地 ここで西口に降りて異邦人状態になり 迷う 正解は 東口 ・・・これと同じことを 紅雀がやっていたのだ


雨の中 喫茶エデンの提灯はあったのだが 本体のエデンの店名表示が 元気な草木にうずもれる





 
















道具屋   月亭柳正
月亭方正の弟子だそうです 時代は進み 昭和のかけらもない きわめて美形の男子なのです 25才で 中学生役でオーデションに応募で 最終選考まで進む ・・そうした 時代の先端を行く「スター」が 道具屋を語り 蛙の小便 買わずに小便とか・・

厩火事   桂紅雀
新開地寄席は七年ぶりに登場の 30年選手 小生と同じ 新開地 西口 東口 で混乱したはなし ここで スマホの地図を使うのが 小生より優秀なところ あーだこーだ マクラのやりたい放題 縦横無尽の大サービス 3時40分にようやく 羽織りをぬいで 厩火事・・ホッとした感じが胸の内・・・ 終わったのが4時まえの 3時57分 よぉ名人! 


中入り











百年目   桂雀三郎
白い雀三郎が 見台付きで登場 
マクラで 桂あやめが 帰りの電車賃がないまま口座へ 幸運なことに 抽選会に参加を許され 大当たりの自転車 この自転車で帰り 自転車を 春若に7000円で売り あやめ家族が ごちそうにありついて めでたし・・・まくらもそこそこに ・・雀三郎 紅雀とは正反対 極めてまじめに 百年目 


5月は 新開地音楽祭のため 新開地寄席は ないそうで ・・・・
次回の新開地寄席は 7月20日 前売券りは 5月20日から発売
次回から 演者が 3人から 4人になるそうです・・・

2025-01-20

1/19 第128回 新開地落語会

いつものエデン・・・









ことしこそ 主(あるじ)の復帰を・・・




新開地本通りでは 前回はNPO事務所にも上がって行って 整理券!を請求して ヒンシュクをかったので 今回は おとなしく入口で待つ ・・・・
13時30分すぎに 8番の整理券を獲得 座席の数だけの入場券なので若い番号を手に入れる意味もないのだが 団塊の世代の悲しい習性です




今回は露の棗(つゆのなつめ)さんが 体調不良により欠席 月亭天使さんが ピンチヒッターとなりました











 
月亭天使   元犬ならぬ元ねこ
「元犬」は 白犬は次に生まれる時は「人間」ということでシロは八幡様に願掛け人間になるというお噺し これをネコに置き換えたのが今回の落語

笑福亭鶴二   藪入
つづいて登場したのは うすむらさきの笑福亭鶴二 遠い記憶にある面影にくらべると 思いの外の白髪あたまで 年齢を感じました 笑福亭松葉のはなしがでてきたり 39年の年輪の重さをかんじました このせっかくの季節ネタの藪入を早々に切り上げてトリにつなぐ・・・

中入り



不動坊   桂雀三郎
フルバージョンの不動坊を!と 雀三郎 颯爽と登場
明治時代 落語家や講釈師は「遊芸稼ぎ人」という鑑札を発行し税管理をしていたという仕込みもキチンといれて テンポも速く ケンダイを「八拍子」エイトビードでたたみかけてくるのですが 今ひとつ乗り切れない これは ツルジ氏ののドッカンが不発だった影響じゃないでしょうか 
最後の場面 つりさげられた幽霊役の「遊芸稼ぎ人」である講釈師/軽田道斎(かるたどうさい)が 利吉の前に 落ちてきて「幽霊かせぎにん」ですと言うのがオチなのですが いまひとつでしたな・・



次は3月16日・・・・・・・


2025-01-13

1/12新宮亭当り目の和み亭「四人会」(よったりかい)

 2025年の新宮亭当り目(新開地和み亭)は 四人会(よったりかい)からはじまる



















新宮亭当り目/しんぐうていあたりめ
渚家初都/なぎさやはっと
渚家文都/なぎさやぶんと
渚家金太/なぎさやきんた  出演順は くじ引きで・・・・

不動坊  新宮亭当り目
寒い冬です・・不動坊火焔の女房 お滝さん・・でころがりだした・・・
新宮亭当り目の得意噺なんでしょう

幸せのやかた  渚家初都
創作落語で 客席の拍手で二点から選んだはなしが この老人ホームのはなし
演者が実際に認知症のグループホームで働いているようです
富士登山というふもとの樹海や 自殺の名所東尋坊 はたまた 餅の早食い 寒中水泳
などのプログラムで メンバーが消えていく という
・・リアルすぎてとても笑えないのです

中入り


浪曲 名刀稲荷丸 渚家文都
浪曲は小生幼稚園から小学校低学年あたりでは ラジオの「浪曲天狗道場」でしたので 耳には懐かしい響きでした しゃれにならない「幸せのやかた」のあとでは ほっとしました

鹿政談 渚家金太
大仏に、鹿の巻き筆、あられ酒、春日灯篭、町の早起き・・・とくると これもほっこりする心地よさでした 







2025年の展開・・・・









2025-01-12

1/11 貞光能舞台で桂あさ吉落語会


貞光能舞台の桂あさ吉落語会
2025年新春といいうことで いつもとは様子がちがう 西宮戎神社の残り福の雑踏
貞光能舞台の前はちょうどこの参拝のメインコースになあたっており 赤門がすぐそこに見える 前に進めない雑踏 寂れたわが町奥須磨とは違う財力を感じる 我が都心新開地なんぞも比べもにならない 

この 貞光能舞台の落語会も盛況である










あさ吉 喬龍 調整中

酒の粕   桂あさ吉
きーこーが 酒粕をくってあかい顔・・これじゃ子どもだ ところが 酒を飲んだと言えば立派な「大人」だ!とチエをつけられる・・ これは枕でよくでてくるおはなしですが もとは この「酒の粕」という独立した噺しの一部を取り込んでたんだという発見・・・

一文笛   笑福亭喬龍
お楽しみは一文笛 笑福亭松喬の弟子なのだそうだが 今ひとつさえない
笑福亭松喬といえば先代六代目の印象がまだまだ強い

化け物使い   桂あさ吉
まくらでは いつもの桂よね吉が登場する
ようやく化け物が登場するが 桂よね吉のカゲの躍動が 一番笑いをとる










中入り

みそ蔵   桂あさ吉
いきなり テーマ本題に 切り込む


まつりはつづく・・・・まだまだつづく・・・

西宮駅の切符の自動販売機では長蛇の列が トイレも待ち列がつづき入れそうにもない