昨年からはじめていたtwitterを もとに 2011年2月 blogに展開しました


 


2024-12-01

12/01 和み亭二人会その五 新宮亭当り目 夢ノ家くっか二人会










二人癖 六花亭春水
新開地和み亭に姫路から初登場

みかん屋  新宮亭当り目
当り目登場の帽子投げ 今回はサンタクロースの帽子
このみかん屋は ざこば追悼の意味合いもあるとのこと・・
ざこばは笑福亭松鶴から電話で伝えられたという逸話があるそうで ざこばの得意ネタである 新宮亭当り目と このみかん屋の出会いは 中学三年の時で しらぬ間に覚えていたそうです 便所のことを高野(こうや)という かみをおくので・・・

演目変更 はてなの茶碗から 堪忍袋に変更 夢の家くっか
まくらで近所で火事がおきた 新聞みたら原因は「かやくごはん」・・こんなことが どっかんとうける不思議 絶妙の間合いなんだと思う

中入り

鉄砲勇助  夢の家くっか
この人は独特の雰囲気がある まず鉄砲の説明からはじまる 
「てっぽう」は鉄砲 ふぐ料理も「てっぽう」と言う これは「たまに食中毒に当たる/弾に当たる」 加えて「鉄砲勇助」もホラばかり言っているように思えるのだが 「たまにあたる{タマに本当のこともある)」のでテッポウとしている これで「鉄砲勇助」となる 
ここまで聞かされると 思わず「なるほど」となるのです

けんげしゃ茶屋  新宮亭当り目
さきの夢の家くっかの影響からか 「けんげしゃ」の説明からはいる 「縁起」と同義である 縁起が逆転してギエン・・・ここまできて書けなくなった・・・落語の高座の最中では 夢の家くっかの流れで なるほど!となったのだが ブログで報告している今になると この合点!が消えている と やや居直り気味の後期高齢者である・・懲りずによろしく




次回は 2025年1月13日





2024-11-24

11/23 貞光能舞台で桂あさ吉落語会10回記念


 

貞光能舞台で桂あさ吉落語会
10回記念






















ん廻し(んまわし) 桂福留(ふくとめ)
予定では桂あさ吉さんなのだが 桂福留が登場 舞台裏では 仕込みが続いている模様
福留は 桂福團治さんの弟子 
諸注意に余念がなく れんこん にんじん だいこん と 早々に お後と・・・ 

世帯念仏  桂あさ吉
お江戸日本橋で登場 10回記念がどうたらなんじゃかんじゃと・・ 
桂雀喜とは数の少ない同期だとか これもかたちばかりで なんじゃで 世帯念仏がお終わってしまう

老老稽古  桂雀喜
精悍な雀喜登場 自作の新作落語 以前 土曜の夜中のNHKラジオで聞いたことがあります
80歳の桂らっ喜/らく三郎が登場する トリの「亡者の戯れ」影響で前二人はあたふたと終えているので 少しエヘンと咳払いで まともに正攻法の落語をはじめる・・・


「前座に捧げるバラード」の紹介もはいりつつamazonで買えます 桂雀喜のブルース












中入り


















地獄八景亡者戯  桂あさ吉
まず 「時間がかるので途中で帰ってもいいです」と言い 加えて 落ちの説明もしておきます ・・・鬼が「ダイオー」という下し薬を飲む この薬名と 閻魔大王とをかけて落ちになる・・・ と それから とうとうと えんえんと 50分かけて 多彩な はめものチームを率いながら 最後まで 「地獄八景亡者戯」を 桂あさ吉さん とうとうとやりキッってしまうのでした 

p.s.敢えて申し上げておきます 誰も途中で帰った人はいませんでした


次回は・・・・・・・・・・・・



2024-11-17

11/17 第127回 新開地落語会

いつものようにエデンに寄ったんだが・・
木々草木は水々しく元気なのだが ・・・主(あるじ)だけが 不在

みどりが 伸びすぎて 
「エ」「デ」の二文字がかくれて かろうじて「ン」



落語会のほうは 盛況










上の絵のホスト雀三郎氏は サンケイホールブリーゼ独演会のため不在 らくだと百年目をならべるそうです 今回は 桂文之助氏が新開地のトリ・・・

それを 良い子の桂慶次郎と 艶やかな赤色の桂あやめが 両脇をかためる


桂慶治朗   月並丁稚
NHK新人落語大賞受賞時の涙・涙の・・・強烈な印象がある 
東京勢が強く関西も桂三実がいるなかでは目立たない存在でしたが いらち俥で新境地をだした それを 審査員が珍しく一致してまともに認めた結果 混戦を抜け出したのは なんと慶治朗・・なにより本人が驚き感動した ダークホース 
白馬の天使のような凛とした優等生・・
ところが 噺を聞いてみると 雑さもあり なんやフツウやないか というのが実感でした

桂あやめ   アンショー番号
左手を骨折したそうで 困ったこと 髪を束ねることができない ペットボトルを開けれない ・・・さっと羽織をとると真っ赤な着物 中央の顔が意外に美人なのです 客席は 桂あやめの 手練手管の世界にとりこまれてしまうのです 
アンショー番号 面白い

中入り




桂文之助   宿屋仇
得意ネタなんだろうと思います うとうとしてたおっさんがシャキッとなりました
お囃子 笛 太鼓 三味線 も頑張って 掛け合い 臨場感がありました
まさに 落語会に足をはこんだ値打ちなのです
関西で米長の時代から落語会のお囃子に実演にこだわってきた財産です
「いはち~」がまだ耳に残ってます




次回は・・・・





2024-10-22

10/20 和み亭二人会その四 新宮亭当り目 竜巻亭無觀(たつまきていむーみん)二人会

 


 
今回は盛況で 溢れておりました 五十余りというところでしょうか 














前座 猫賽ねこさい 藤乃泉琴鈴 
夜目遠目傘の内とか言うが ともかく美人のようです 
噺のキィが高く加えてハイテンポ 私には 残念ながらまるで聞き取れない
親が古道具屋で 三味線を提供してもらったとか 今回の三味線担当なのでしょうか・・
もしや 宿屋仇の中の・・・
噺しと三味線のやりとりをきかせてくれたのは このオネエさんなのでしょうか? 

刻うどん 新宮亭当り目
帽子投げでは紐が切れる 
タイミングよく幇間風に飛んだカンカン帽を追いかけるお客さん 当り目の人徳でしょう 
 
替り目  竜宮亭無眠
レンガ色の着物 羽織紐は黄緑
当り目さんとは四十年来の付き合い 当時当り目さんは 高校生 無眠氏は大学六年だったそうです
替り目は最近よく聞くのです 亭主のノロケを女房に聞かれて お前まだおったんか・・で落として終わるパターン

中入り














振り込め!桂三風作  竜宮亭無眠
桂三風作
「炊飯器が爆発! 中には かやくご飯」 
なぜか これがどっときた まさに会場が一体になった一瞬 緊張に緩和で解き放ち

宿屋仇 新宮亭当り目




次回は・・・


2024-09-22

9/21 貞光能舞台で桂あさ吉落語会



右側の看板の画像は合成です














いつものようにお江戸日本橋で登場・・・
今回は予約者が全員参加したそうで この落語会では 普通のことになってくるようです

ふぐ鍋  桂あさ吉

まくらで 桂南光とはりあってふぐ鍋をやりあった噺がでた 二人はひかずに張り合った ありそうな 吉朝と枝雀の総領弟子なので同格になるのでしょうか・・・


八五郎坊主 桂治門
今回は 受付を担当してたので「受付の桂治門」で登場 大ウケでした
桂小春團治さんのお弟子さん 上方落語相撲大会三位 体躯からは典型的な柔道家です

紙入れ 桂あさ吉
あまり際どい場面の描写にはならないのですが このあさ吉さんの女の表現は秀逸で どきっとします妙に色気を感じるのです

中入り
中入り



はてなの茶碗 桂あさ吉
噺しの最中にだんじりのお囃子が割り込みがありしつこくくいさがっていた その正体が 下の絵









次回は 11月23日 10回目記念ということで 地獄八景...だそうです

















2024-09-16

9/15 第126回 新開地落語会

 エデンは 閉じたままでしたが 玄関の植木や観葉植物は いきいきと色づいておりました
休業お知らせの告知が ガラスの内側になってました

いらっしゃいと マスターの声が 聞こえてきそうな雰囲気を感じました 



新開地落語会は 別の次元で 流れてきます エデンの再開を 望むばかりです







桂弥っこ 転失気
まず用語の説明からはいるのが 落語に対する 桂弥っこ「らしさ」を象徴している
「気を転(まろ)め失う」と「傷寒論」という書物に出てくる・・・」からはじまるのです このはじまりの格調の高さとの落差が肝要

桂文華 くっしゃみ講釈
ワインレッドの着物で登場 トリの雀三郎から 背景の色とのかぶりを指摘される
終盤の講談の場面 小拍子の音がイヤにでかいのです むやみに声を張り上げるのではなく この小拍子の音の大きさとテンポで難波戦記が展開されるのだと思いました 今日の文華さん 講釈も上手で調子良く感じられましたです

中入り

桂雀三郎 腕喰い
腕喰い 好きなお噺しです
墓場で腕を喰う まさに怪談! 決して笑えない噺しなのです
赤子の腕を喰う 決して気持ちのええ噺しではない 気色の悪い不愉快の部類に入るのです 赤子をばりばりと喰らう この最悪の場面から 「なんや腕喰いかいな わしなんが親の脛かじってもんな」で すとんと落とすのは 見事です
これで可哀そうな新妻も救われるのです 聞いてる客も救われるのです 暖かい人情を感じます
今回は 赤子を喰う場面が まさに迫真の演技で詰めていき すと~んと落ちました 見事でした
















最後に おまけ 11月の予告編です



  


2024-08-04

8/4 和み亭二人会その参 新宮亭当り目 大亭都若(だいていとじゃく)二人会

 






二人会シリーズの三回目 今回の大亭都若さん 鳴り物入りの巧者のふれこみ 当り目氏も敬意を表してる風で 演目数400に達するとは 今回は「土橋万歳」と「にゅう」というまことに珍しいネタでと・・勿体をつける
今回は 暑さのせいか その二と比べると少し減って 三十名程度 まぁともかく暑い
前座 千里泉流都 せんりやるーと 
関大の落研(おちけん)で   大学で勉強したのは 数学だとか・・・

堀川 新宮亭当り目
堀川を 途中で お後がよろしいようで・・・と 降りる 気の使いよう
 
土橋万歳どばしまんざい 大亭都若
遊びが過ぎて監禁されてる若旦那が 丁稚を買収して抜け出す それに気づいた番頭が意見をするが そのやりとりで 番頭は眉間を傷つけられ 逆上した番頭は 刀を持ち出し 若旦那に切りつけ 収拾不能の修羅場となる ・・ 大亭都若 かなり複雑な噺なのだが きちんと展開する さすがの巧者で・・・・これは よくある落語の手法です すべて夢の噺しにしてしてしまう 若旦那も 番頭も 夢をみていた それも同じ夢をみていた・・・ で 結局 みーんな 夢をみていた ・・
なーんだ ということで 一挙に混乱が解消という ・・・なんだかなぁというお話し










中入り















にゅう 大亭都若
 
算段の平兵衛 新宮亭当り目
手慣れた得意ネタのようで 算段の平兵衛の名人工作で 庄屋殺し事件!もすべて収拾するようにみえたが やがてその悪事も露見する これは 後で付け足したように 悪事の露見を 示唆するのだが 算段の平兵衛の名人技で 万事大成功!というのでいいのではないかと思いました


帰り道・・・・・・・
新開地本通り商店街はお祭りの真っ最中でした ちょうど 林家笑丸のビンゴゲームにぶつかりました 笑丸さん なんか場違いのような雰囲気でした 

















2024-07-24

7/21 第125回 新開地落語会

 暑い新開地 エデンは 元気な草木にうずもれてました 

まさに 主なしとて春な忘れそ のふぜいでした








困ったことに・・

スマホがオカシイ・・勝手に広告のメニュー画面が立ち上がる 終了させることは可能だが 数分すると同じ・・バッテリーもどんどん減って・・充電しないと電池切れでシャットダウンになる これが ウイルスなのか 愕然となった

見覚えのないアプリを二三削除したが 改善するわけもなく ましてや 白馬の騎士も現れず 状況に変化ない 
闇然として スマホの購入先の神戸大丸前のマイネオに 例によって開店10時なのに30分前に店先に立ちつくすのでした 
「なにかダウンロードしませんでしたか?」・・・・
見覚えのないアプリは・・これは?・・数本アプリを削除していって・・あの傍若無人なメニューの動きななくなったのです ・・・ ということで 生き返りました
加えて マイネオから 7.26発売の「アクオスウイッシュ」に機種変更することになってました これで 「困ったことに・・」は終わりです 
mineoショップ神戸


夜の犬の散歩の必需品ヘッドランプの電池ボックスの蓋のツメが折れて・・というのもありますが こんなもんたいしたことではありません・・・

白馬の騎士は マイネオの兄ちゃんだったのです














久しぶりな雀三郎 演目は 三十石 これが今回の メダマ眼目です


桂源太 湯屋番

源太といえば 雀太でしょう この雀太 NHK落語 喜楽館落語 立て続けに 大賞も手に入れ 大爆発したのだが コロナで消えた ほどなく 復活の告知もあったが 中止になった 「けされた」のだ ・・・ ネットで 検索をかけてみたがひっかからない・・・・
コロナに消された いや 「ワクチンに・・・」なのかもしれない・・
でも こんなことで消されてたまるもんか!
源太よちゃらちゃらしてる場合か・・・

桂阿か枝 ねずみ 

中入り

桂雀三郎 三十石
三十石は まさに夏のお噺しです クーラーは全開で 唸りを上げる ひんやりしました
船頭が舟を漕ぎ 客がうつらうつらと「船を漕ぐ」 これが落ちですね
これが  まさに「夢の通い路」なのですな ・・合点がいったのです

まくらで 雀三郎は 大阪府三島郡鳥飼村(摂津市)...で育ったそうで 軒先には 舟が吊り下げてあり 堤をこえておそってくる淀川の水に備えてたそうです 
堤まで見に行くと かわはばいっぱいの水が流れて度肝のぬかれたとか・・

今回のはなしにでてくる 「三十石舟」は 長さ一五間(27m)幅二間余(2.5m)















以下は 次回の 予告 おまけです