桂二葉の革新
桂二葉さんの NHK新人落語大賞 受賞お祝いウィーク 5月11日 昼席公演に行ってきた
春若さんの三十石で 気分良く中入り この「春若/三十石」は いつきいても 極めて心地よいのです もちろん とりの 二葉さんの 近日息子も すばらしいものでした
落語は 男仕様の芸と言われてきました 女性の落語家は女流と呼ばれ 本流にはない扱いでした きく方も 郭噺しになると とくに違和感を 感じます 桂あやめさんにみられるように 女性の落語家は 新作で対応してきました
露の紫さんも 手法に差がありますが 「中村仲蔵」をようして この問題と 正面から対峙していました まくらで学校寄席の「平林」での体験を紹介して 心地よい新鮮さを感じるものに仕上がって 好感がもてました ただ語りが納得できません 言いよどみなど基本的な点では雑でした
今回の 桂二葉さんは この差別にを 正面突破しました 満点を提示した 審査サイドも合わせて賞賛されるべきでしょう 柳家権太楼さんには団塊特有のおしの強さ(押しつけ)を感じて従来からあまり好きでは ありませんでしたが 考えを変えました
米朝さんも 落語は男仕様の芸と小声で言ってましたが 二葉さんが 米二さん等のなかででてきたのも 納得の行くものでした 米朝さんの「割り切り」と「合理性」そして「民主主義」は 定評のあるところです
二葉のあとに二葉なし 桂二葉ばんざい
*冒頭の舞台写真は 桂華紋さんからの撮影許可で撮影したものです
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