昨年からはじめていたtwitterを もとに 2011年2月 blogに展開しました


 


2024-11-17

11/17 第127回 新開地落語会

いつものようにエデンに寄ったんだが・・
木々草木は水々しく元気なのだが ・・・主(あるじ)だけが 不在

みどりが 伸びすぎて 
「エ」「デ」の二文字がかくれて かろうじて「ン」



落語会のほうは 盛況










上の絵のホスト雀三郎氏は サンケイホールブリーゼ独演会のため不在 らくだと百年目をならべるそうです 今回は 桂文之助氏が新開地のトリ・・・

それを 良い子の桂慶次郎と 艶やかな赤色の桂あやめが 両脇をかためる


桂慶治朗   月並丁稚
NHK新人落語大賞受賞時の涙・涙の・・・強烈な印象がある 
東京勢が強く関西も桂三実がいるなかでは目立たない存在でしたが いらち俥で新境地をだした それを 審査員が珍しく一致してまともに認めた結果 混戦を抜け出したのは なんと慶治朗・・なにより本人が驚き感動した ダークホース 
白馬の天使のような凛とした優等生・・
ところが 噺を聞いてみると 雑さもあり なんやフツウやないか というのが実感でした

桂あやめ   アンショー番号
左手を骨折したそうで 困ったこと 髪を束ねることができない ペットボトルを開けれない ・・・さっと羽織をとると真っ赤な着物 中央の顔が意外に美人なのです 客席は 桂あやめの 手練手管の世界にとりこまれてしまうのです 
アンショー番号 面白い

中入り




桂文之助   宿屋仇
得意ネタなんだろうと思います うとうとしてたおっさんがシャキッとなりました
お囃子 笛 太鼓 三味線 も頑張って 掛け合い 臨場感がありました
まさに 落語会に足をはこんだ値打ちなのです
関西で米長の時代から落語会のお囃子に実演にこだわってきた財産です
「いはち~」がまだ耳に残ってます




次回は・・・・





2024-10-22

10/20 和み亭二人会その四 新宮亭当り目 竜巻亭無觀(たつまきていむーみん)二人会

 


 
今回は盛況で 溢れておりました 五十余りというところでしょうか 














前座 猫賽ねこさい 藤乃泉琴鈴 
夜目遠目傘の内とか言うが ともかく美人のようです 
噺のキィが高く加えてハイテンポ 私には 残念ながらまるで聞き取れない
親が古道具屋で 三味線を提供してもらったとか 今回の三味線担当なのでしょうか・・
もしや 宿屋仇の中の・・・
噺しと三味線のやりとりをきかせてくれたのは このオネエさんなのでしょうか? 

刻うどん 新宮亭当り目
帽子投げでは紐が切れる 
タイミングよく幇間風に飛んだカンカン帽を追いかけるお客さん 当り目の人徳でしょう 
 
替り目  竜宮亭無眠
レンガ色の着物 羽織紐は黄緑
当り目さんとは四十年来の付き合い 当時当り目さんは 高校生 無眠氏は大学六年だったそうです
替り目は最近よく聞くのです 亭主のノロケを女房に聞かれて お前まだおったんか・・で落として終わるパターン

中入り














振り込め!桂三風作  竜宮亭無眠
桂三風作
「炊飯器が爆発! 中には かやくご飯」 
なぜか これがどっときた まさに会場が一体になった一瞬 緊張に緩和で解き放ち

宿屋仇 新宮亭当り目




次回は・・・


2024-09-22

9/21 貞光能舞台で桂あさ吉落語会



右側の看板の画像は合成です














いつものようにお江戸日本橋で登場・・・
今回は予約者が全員参加したそうで この落語会では 普通のことになってくるようです

ふぐ鍋  桂あさ吉

まくらで 桂南光とはりあってふぐ鍋をやりあった噺がでた 二人はひかずに張り合った ありそうな 吉朝と枝雀の総領弟子なので同格になるのでしょうか・・・


八五郎坊主 桂治門
今回は 受付を担当してたので「受付の桂治門」で登場 大ウケでした
桂小春團治さんのお弟子さん 上方落語相撲大会三位 体躯からは典型的な柔道家です

紙入れ 桂あさ吉
あまり際どい場面の描写にはならないのですが このあさ吉さんの女の表現は秀逸で どきっとします妙に色気を感じるのです

中入り
中入り



はてなの茶碗 桂あさ吉
噺しの最中にだんじりのお囃子が割り込みがありしつこくくいさがっていた その正体が 下の絵









次回は 11月23日 10回目記念ということで 地獄八景...だそうです

















2024-09-16

9/15 第126回 新開地落語会

 エデンは 閉じたままでしたが 玄関の植木や観葉植物は いきいきと色づいておりました
休業お知らせの告知が ガラスの内側になってました

いらっしゃいと マスターの声が 聞こえてきそうな雰囲気を感じました 



新開地落語会は 別の次元で 流れてきます エデンの再開を 望むばかりです







桂弥っこ 転失気
まず用語の説明からはいるのが 落語に対する 桂弥っこ「らしさ」を象徴している
「気を転(まろ)め失う」と「傷寒論」という書物に出てくる・・・」からはじまるのです このはじまりの格調の高さとの落差が肝要

桂文華 くっしゃみ講釈
ワインレッドの着物で登場 トリの雀三郎から 背景の色とのかぶりを指摘される
終盤の講談の場面 小拍子の音がイヤにでかいのです むやみに声を張り上げるのではなく この小拍子の音の大きさとテンポで難波戦記が展開されるのだと思いました 今日の文華さん 講釈も上手で調子良く感じられましたです

中入り

桂雀三郎 腕喰い
腕喰い 好きなお噺しです
墓場で腕を喰う まさに怪談! 決して笑えない噺しなのです
赤子の腕を喰う 決して気持ちのええ噺しではない 気色の悪い不愉快の部類に入るのです 赤子をばりばりと喰らう この最悪の場面から 「なんや腕喰いかいな わしなんが親の脛かじってもんな」で すとんと落とすのは 見事です
これで可哀そうな新妻も救われるのです 聞いてる客も救われるのです 暖かい人情を感じます
今回は 赤子を喰う場面が まさに迫真の演技で詰めていき すと~んと落ちました 見事でした
















最後に おまけ 11月の予告編です