昨年からはじめていたtwitterを もとに 2011年2月 blogに展開しました


 


2025-08-04

8/03新宮亭当り目の和み亭落語会その参「新宮亭当り目今柳亭波舟二人会」


エデンは熱帯のヒーターの中にあった
手前下の鉢植えが ゆだってのたうつ 尋常ではない深刻な 現実を感じさせる





ところが 裏通り 和み亭は元気で盛況 当り目チームは 現場打ち合わせの真っ最中でした














熱帯性気候真っ盛りの新開地でしたが 今回は大盛況でした


道具屋  恋月亭 琴鈴(れんげつてい ことり)
     訂正>恋月亭 琴鈴(れんげつていことり) 

この前座が素晴らしく美人なのです 夜目遠目傘の範疇なのですが 男の演者をむこうに回して かぼそい娘が 見台の出し入れをするのは おいおい・・という背徳・倒錯?を感じた 道具屋ってどうだったっけ・・などという  感慨でおました

おごろもち盗人  新宮亭 当り目

百川(ももかわ)  今柳亭 波舟(きんりゅうていはしゅう)
これがまた実力派で きわめて正確で正統 実力派です 江戸前をきかせてくれました 早稲田の政経だとか・・


仲入り 

あかりがついて スタート時には最後列だった 小生のうしろまわり詰めていてびっしり 大盛況でした 五十人越えかもしれません












巌流島  今柳亭 波舟
一転黒青で涼やかに登場

棟梁の遊び 新宮亭 当り目
最後の支払いができない 「棟梁」て 店側の取り立て人がついて帰ることになる この付き添いが 普通はお店の若い衆がついてくるとこが これが女で(おかみ?)・・・これを便所に閉じ込めて フィナーレ大団円となる


エピローグ
終わって追い出し ・・出口で客の動きがどうも不自然・・・停滞した観覧者 前に財布を手にしているのだ
出口に カンパ用の箱が置いてない 一方 当り目ら主催者は会場出口でお見送り・・
カンパの回収は 大事な作業で これは仕事として 分担してきちんとすることが必要 こうしたうごきは 組織としては 普通に備わってないとだめだと思いましたが ・・・

それもこれも すべてが 新宮亭当り目のキャラクタなのかなと思いました

2025-07-21

7/20 第130回 新開地落語会

エデンが 休業になって ほぼ一年になるが 状況は変わらず・・・
開くかもしれない・・と ガラス戸をおしてみたが 




加えて 
新開地NPO事務所の 階下の レトロ 元町エビスが 「酒場」になっていた その一角がパステルから 原色の世界になっていた なにをするんだ!という戸惑いがある





はてさて 新開地寄席のほうは・・・
インフルエンザモードからの 開放なのか 三本立が 四本に変化 途中の 中休みがなくなった 基本は もとにもどる・・という動きなのだが ・・ 原色の酒場とおなじく なじめない 違和感がある




元犬  桂 九寿玉(かつらくすだま)
桂九雀門下の六年目 スキンヘッドの男前が うすい朱色で登場
今日一番の収穫は この桂九寿玉さんでした 若手特有のテンポが極めて早いのですが 口跡が極めて明瞭なのです 聞き取りに注力するストレスがまったくないのは感激でした 
私には 奇跡的な大発見なのです

睨み返し 桂 弥っこ
豊竹屋  桂阿か枝
桂 九寿玉さんのあとでは 落差があってまともに 聞けないほどでした


天神山  桂雀三郎
なぜ演目が天神山なのかは 今回の演目を決めたのが春だったから・・ということでしたが 演者があえて強調するほど演目に季節的な違和感は感じませんでした インターネットで調べると 桂枝雀が「ある春の日の出来事」としたとの記載がありましたが・・・枝雀の加筆も 彼なりの 遊びじゃないのでしょうか・・


第一回 神戸落語祭り@新開地 11/01 - 11/02
https://kobe-kirakukan.jp/news/13779/



次回 第131回 新開地落語  予告編




2025-06-09

6/08新宮亭当り目の和み亭落語会「新宮亭当り目三人会その弐」(さんにんかい)

 新亭当り目の2025年三回目の 和み亭落語会 今回も 少し少なく 20人ほど それに加えて テーマは 何故か よくあるといえばある  旅のお噺し(とってつけたような)


開口一番 東の旅  新宮亭当り目
まずはカンカン帽と見台付きで 新宮亭当り目登場 
前口上から発端へと 小拍子と張扇で カシャリカシャリと はじまる
今回の肝は 紀州飛脚(みなみ和歌山の旅)が肝だそうで あまり演じられることのない 噺しで 新宮亭当り目氏は 子どもの時に 
笑福亭松之助の口演を聞いたことがるのだそうです・・東の旅 発端のはじまりです・・・












兵庫船  顔見亭馬久松

月宮殿  味付亭紺染










紀州飛脚  新宮亭当り目
当り目がでてくるとなぜかほっとするのです・・・それは 口跡が明瞭で 唯一明瞭に聞き取りができるからです 
紀州飛脚 当り目氏は 笑福亭松之助の口演/紀州飛脚/を子どものときに聞いたそうです
ところが なぜかまえおきが 長いのです これが 少し緩慢につづく 不自然に およそ当り目氏らしくないのです
 
さらに「私の人格を疑われかねない・・」とまで・・・ 余りにもくどすぎるいいわけ・・
紀州飛脚が 「艶笑噺し」であると少し小声で言う・・・ およそらしくない・・
プロでは 桂ぽんぽ娘が 艶笑をこえてエロ落語として有名/全国区のスターだが その噺しの技術は極めて水準が高いと評価されているのです ・・

飛脚しごとを受けたのだが 彼のでかい男根が邪魔で走れない 前に後ろに あるいは足にと あれこれ固定してみたが今ひとつ いっそそのまんまで行こうとうことで 振り回しながら走る 途中小便がしたくなるが走りながらやってしまう その小便を浴びたキツネが 親分キツネに仕返しをたのみ 女に化けてその股間で待ち構えて「食いちぎる」企み・・・

これをさらりとやってのけるのは なかなか手ごわいハイレベルな作業です いろいろと前置きが緩慢に続くのもわかるような気がしますが しかしこの旅ネタ企画 この紀州飛脚の口演がすべての発端になっているのではないかと思いました 奮闘をいのります


次回の和み亭は 8月3日 13時開場 13時30分開演!!
そのまえに 第30回 四人会というのが 7月6日 和み亭であります

2025-04-13

4/13新宮亭当り目の和み亭落語会「新宮亭当り目/流行亭伽楽太(きゃらくた)二人会」(ふたりかい)

 

 新亭当り目の2025年二回目の 和み亭落語会 雨の中で いつもの半分くらい 









動物園  小林けん馬
小林けん馬 和み亭デビュー 万博お披露目に行ったそうです 見学会は日本晴
ところが 今日4/13は 本番の開会式は 雨の中 悲惨な状況だったようです

つる  新宮亭当り目

死神  流行亭伽楽太








中入り

ライフライン  流行亭伽楽太
中入り前は 重かったのです 喜楽館には雀太が来てるのに 判断を間違えたかと思ったりもしたのですが  
新作落語の ライフライン 意外にも これがなかなかの優れモノだったのです 「仙台の仕事」出稼ぎだなどと言ってましたので 工事関係者なのかもしれません
電気屋の「デンキチ」が ガス屋の「ガス子」にプロポーズ 「ガス子」が300万使い込んでいて 悪役の 空気屋「エアゾー」が 「デンキチ」を騙して使い込みを肩代わりさそうと企む ところが 「ガス子」が改心して 「デンキチ」の愛に応える 落ちがまたナンセンスで優れている・・・
かなり複雑な展開なのですが 和み亭全体を巻き込んで その 落ちへ・・・

植木屋娘  新宮亭当り目
満を持して登場した 赤色の高そうなハットの 当り目おじさん
ライフラインの流れを 要領よく 取り込んで 新宮亭当り目の得意分野なのでしょう 実に手慣れた処理で 伝吉 幸右衛門 お光の子が 和み亭が 一体になって 大団円で めでたしとなりました


次回の和み亭は 6月8日 13時開場 13時30分開演!!