- 13:45 昨夜は神戸三宮第一楼 二年ぶりの大学のクラス会だった 卒業1970年から40年余 現役組で64歳 声は昔のままだが 容姿は老人 肉が垂れ下がった体躯 食欲も 酒も 枯山水 昨年に 一人で死に 26人中 生存は 23名 久しぶりの三宮の夜は 足の長いグラマラスな若い女が眩しかった
現役組で 64歳 肺がんで死んだという話は衝撃だった さらに 肺がんの摘出手術をしたというのも大きな衝撃だった 今年の一月の事件／摘出手術を まるでむかし話のように遠い目で話す そうした修羅場 おれにはとても越えられない峠だと思って 彼が英雄のように遠い存在に見えた
目を閉じれば学生時代のままなんだが 視覚的には 醜いまでに確実な老いた肉体におおわれている 「今の平均余命が 我々に適用できるとは思うのは 間違いだよ」と言っていた 死は目前に迫った現実なんだなと思った
では どうするのか 忘我 熱中できるものを 見つけることかなというのが 現在の結論
ほんとうに 神戸を歩いたのは久しぶりだ 三宮センター街やサンチカ クラス会の老人がぞろぞろと進む 以前の 痩せた細さではなく 少し太めのグラマラスな若い女が目についた リビドウだな
