昨年からはじめていたtwitterを もとに 2011年2月 blogに展開しました


 


2023-04-10

4/09 新宮亭当り目の最初と最後は私が 2023 その壱(一)

13時 少し前です
今回は 列をなして 入待ちするという感じのつくりでした
驚いたのは・・・
和み亭の筋向かいの家から 新宮亭さんがひょっこり歩いてきたのです




昨年に引き続き 今年もスタートしました 12月17日まで シリーズ5回の予定
一般的に タレント落語はいゆう落語を含んだアマチア落語は その技量の評価が高い人でも どこかバランスの崩れたあざとさがあり 敬遠してましたが 新宮亭当り目さんは 別格でした 
昨年は 5回参加しました その中で新宮亭当り目さんの落語は 彼の人柄なんだと思いますが 極めて魅力的で 今年は ゼンカイ(全回)出席のつもりです












行き倒れ
黒いハットで登場 
「粗忽長屋」なんだが納得してないんだと語りだした新宮亭 意外と理屈っぽいのです

紀州

阿弥陀池
手慣れた感じで ウケてました

仲入り

噂の女将 作 阪野登 新作落語
宝塚グランドホテルに勤務した実体験にもとづく噺しで 力作でした
 上記ホテルは阪神大震災の影響で廃業したそうです

 貧乏花見
 東京では 長屋の花見 つづけて 東京落語では与太郎がでてくるが 
 上方落語では 与太郎はなくて 喜六と清八なんだと こだわりの強さを見せる 
 新宮亭当り目さん ここでも意外と理屈っぽいのです

 長屋の花見では 大家さんが 長屋の連中を引き連れて行く体(てい)ですが 
 今回の 貧乏花見では 皆んなで あーだこーだとやる 
 ちょうど寄合酒の雰囲気で  いささか趣が異なるのです

 長屋の連中で喧嘩騒ぎを引き起こし 他の花見客が避難したあと
 ご馳走をパクるという展開は  はじめて聞きました
 元々はそういう展開の噺しだったのかもしれない と思うようになった 




2023.04.12 追記 下記は 4/12に追記したものです

(文中の数値/00.00 は上演時間 分.秒)

我が家の落語ライブラリーを聞き直してみると 
「貧乏花見・桂塩鯛 20.21」がでてきました 聞いてみると 厳密にいえば 長屋の花見とは別系統の噺しのようです
----------------------------------------------------------------------------------------
この貧乏花見は 下記の番組で紹介されていたものです
番組「おなじはなし寄席」 貧乏花見 桂塩鯛 2021.03.13  BS朝日
長屋の花見と貧乏花見が 同じ噺しのバリエーションとして紹介されていました
----------------------------------------------------------------------------------------
他に 下記の三点が ありました
2015.04.15 ラジ関寄席 貧乏花見 笑福亭松枝  22.50
2019.04.21 日曜落語なみはや亭 貧乏花見 笑福亭松鶴五代目 14.27
2014.04.01 ラジオわろうてい  貧乏花見 笑福亭仁鶴   14.40

いづれも 「わいわい言うております 貧乏花見という落語です・・・」とおなじみのフレーズで 途中切れになっています
  
今回の 新宮亭さんの上演で わたしが 貧乏花見で 初めて完結型フルバージョンで聞けたことになります 新宮亭氏 意外とこだわりの強い演者のようで 大感謝です